2019年11月9日土曜日

17年目の出現 ⁉︎














 今年(2019年)後期の絵が完成いたしました。描いた
のは蔵王熊野岳の中腹にある火口湖、いわゆる「蔵王の
御釜」です。
ここは現在、噴火の危険性が高いため、数年前から入山
規制が続いております。何?禁を破って不法侵入!?
むろん、そうではありません。20028月、今現在住ん
でいる所に引越した直後の夏に、ここに登って採ったス
ケッチを元に描いたのが、今回のこの絵なのであります!
 思えば今をさること17年前の2002年の夏、炎天下ス
ケッチが採れるぐらいだったのだから、まだ、現在ほど
の異常気象ではなかったのでしょう。この折の旅のメモ
とか、前後の日常を記したメモ、というより驚いたこと
に俳句の断片などが見つかったので、ちょっと読み返し
てみたところ、何と申しましょうか、今だったらおそら
く耐え難いような日々の連続だったことが、思い出とい
うよりも、今日この頃以上にリアルに伝わってきて、そ
そくさと破り捨ててしまいました。そうである以上、17
年後に出現した今回の絵は、大げさではなく、自分にと
って明確な折り返し点に思えてきます。間違いなく「こ
れから」が後半なわけですけれど、いったい何の後半な
のでしょう?いや、そうしたことよりも、とにかく、地
球温暖化に関して、さし迫る危機を感じさせるここ3ヶ
月でした。8月末に一週間の予定でせっかく佐久平周辺
まで出かけてみたものの、連日の雨で山に登れず、それ
17年前のスケッチを取り出してきたわけです。
そして10月。東日本は水浸し。いったい令和という時代
はどのような時代になってしまうのでしょうか。そうし
た思いに塞がれながら絵を描いていたのが原因なのか、
11月に入ってようやく秋らしい日和になったというのに、
とたんに猛烈な風邪にみまわれてしまいました。
長すぎる苛酷な夏が終わったばかり。皆さま、どうか心
身の健康第一に、日々をお過ごし下さいませ。 泰樹拝

2019年6月21日金曜日

新作完成のご報告

















 今年前半の絵が完成しました。令和時代の一作目、ということにな
るのでしょうか。それはそれとして、今回描いたのは佐賀県と福岡県
の境にある背振山地の十坊山(とんぼやま)の山頂からの景で、足も
との福岡県福吉町から玄界灘を隔てて糸島半島を望む景です。九州を
描いたのは7年ぶりになりますが、九州地方、旅すれば旅するほどま
すます印象深く感じられるものが多々あります。
風光のおおらかさ明るさは本当に気持ちがよい。今回の絵も、その風
光の恵みゆえ出来上がったものだと思います。
 相変わらずのこ夏もオゾン層が心配になる苛烈な陽射し。朝晩の気
温が異常に高くないだけまだしもという感じ。どんな真夏になるのや
ら、せめて、夏期講習が昨年より順調であるよう願うばかり。親父が
亡くなってちょうど1年。おかげさまで昨夏と異なり、体調はいつも
通りですし、教室生も昨夏よりは例年通りの調子というところです。
ぜひ令和初年に「複数合格」に復帰したいと思っておりますが、まあ、
あまり力むのはやめにしませう。皆サマもできる限り自然体で、ます
ます先ゆきの不透明な新時代を無事に過ごされますよう、月並みなが
ら、ご自愛専一にてご精励ください。と申し上げるより他ありません。
月次が維持できたら、それだけで半ば以上人生全うできた、というこ
とではないでしょうか。次回はまた8月末にでも、たぶん旅のご報告
をと心がけております。季節の変わり目、体調に十分ご留意ください
ませ。 泰樹 拝

2019年3月19日火曜日

ついにひとりぼっち

と言っても僕のことではありません。何がって、芸大の合格者がです。
造形学校・芸術学科1992年以来26ヶ年、芸大複数名合格、うち現役
合格含むという実績を重ねきたわけですが、またしても「複数名合格」
という記録が途切れました。かろうじて現役合格の記録のみ継続中で
すが、この記録ももはや風前の灯。ま、ボヤいていても始まらない。
いたちの最後っ屁という感じもあるのですが、また新年度、頑張って
いきたいと思います。でも笛吹けども踊らずというのか、正直、今現
在の高校生のことは良く分かりません。何せ新年度の高3生、2001
年度生まれですから。突然ですが、2019年度もそれぞれの分野でより
いっそうご活躍のほどを!

2019年3月12日火曜日

いきなり春旅


    
















今年も長い直前講習を終えて、すぐさま7年ぶりに九州へ行って参りました。
唐津伊万里に行ったのですが、窯には寄らず山へ行っておりました。 
 焼き物の里の山なれば土のみち足裏粘る心地もぞする と一首詠みました。
明日は芸大の合格発表日。後日またこのブログにてご報告いたします!

暑中お見舞申し上げます

2022年上半期、私の方、ここに書き連ねるとキリがないぐらい、不運の連続。良い年である皆さまには申し訳ありませんが、2022年など、とっとと過ぎ去って欲しい。というのが本音でございます。しかし、来年は好転するのだろうか?と、どうにも、今一つ気持ちが沈みがちな今日このごろ。 記録的...